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小学6年生・女子の植竹希望選手が75(+3)で初回トップ!
2010年10月13日
プロ・アマが集結して真剣勝負を繰り広げる「パピポチャリティオープン」、その幕がついに上がった。
2010年10月13日から3週連続、茨城県・新西山荘カントリークラブ(一般男子7004ヤード、中学以下6204ヤード・パー72)で開催される「パピポチャリティオープン」予選会の第1回目は、10月13日快晴の下、小学6年生・女子の植竹希望選手が75(+3)でトップに立った。
植竹選手は、INスタートの前半、2バーディ3ボギーで迎えた18番Par5、3打目残り100ヤード弱をピン奥2mにナイスオン。下りの難しいフックラインを見事読み切りバーディとし、前半36のパープレー。後半1バーディ・4ボギーの3オーバー39でこらえ、75のラウンド。初回予選会トップに立った。
同スコアの75ながら、カウントバックにより2位につけたのは、日本大学の目澤秀憲選手、同じく同スコアの3位には、富里北中学校3年の姜秀一選手、と学生・ジュニア選手の活躍が目立った。
当日のグリーンは10ftに設定。しかしながらピンの位置によっては10.5フィートにも11フィートにも感じるかもしれない。目も読まないと厳しいだけに、パットの出来が大きくスコアに影響する。選手からは「難しいよ・・」と嘆きの声も聞かれた。思った以上に上位のスコアが伸びなかったのも、パット数が影響しているのは間違いない。新・西山荘は、基本的にはクラブハウスを背に順目のラインとなっている。
「パピポチャリティオープン」予選会2回目は10月20日、3回目は10月27日。予選ラウンドは3日間とも、グリーンコンディション、ピン位置、ティー位置は同一条件設定。また既に、13日参加選手が何人も20日、27日にリベンジエントリーをしている。
アマチュア総勢90名が、プロとのラウンド・真剣勝負ができる決勝大会進出条件の「3回予選会総合上位30位以内」をかけて、さらなる激戦が繰り広げられることとなる。
Pos | 名前 | OUT | IN | TOTAL |
1 | 植竹希望 | 39 | 36 | 75 |
2 | 目澤秀憲 | 37 | 38 | 75 |
3 | 姜秀一 | 37 | 38 | 75 |
4 | 堀江眞澄 | 39 | 39 | 78 |
5 | 山城康博 | 41 | 39 | 80 |
6 | 千野英樹 | 39 | 41 | 80 |
7 | 羽藤琴和 | 40 | 40 | 80 |
8 | 羽藤勇司 | 40 | 40 | 80 |
9 | 鈴木雅弘 | 44 | 38 | 82 |
10 | 黒木浩之 | 41 | 41 | 82 |
HOLE | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
PAR | 5 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 | 5 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 5 |
平均 | 5.84 | 4.63 | 3.72 | 5.10 | 5.41 | 5.47 | 3.75 | 4.53 | 6.28 | 5.84 | 4.84 | 3.63 | 4.84 | 5.09 | 5.06 | 5.22 | 3.69 | 6.25 |
ランク | 12 | 17 | 14 | 7 | 2 | 1 | 13 | 18 | 3 | 11 | 10 | 16 | 9 | 6 | 8 | 5 | 15 | 4 |
鬼門は17番パー3、アイランドグリーン
2010年10月13日
各選手を悩ませたのは、新・西山荘カントリー倶楽部の名物ホール17番パー3。
池の中にぽっかりと浮かぶ、エッジとグリーン以外はすべて池のアイランドグリーン。ティーグラウンドから見るとグリーンは縦長で横幅約20ヤード。バックティーから179ヤードと距離もあり、風が吹くと相当やっかいなホールである。
USPGAツアー「ザ・プレーヤーズチャンピオンシップ」が開催されているTPCソーグラスもピート・ダイ設計。しかも同じく17番ホールは形状の似たアイランドグリーン。PGAツアー選手も毎年苦慮しているホールであるが、TPCソーグラスの17番は120ヤード。新・西山荘の17番ホールの方が、難易度は高いのかもしれない。
13日予選会では、17番の難易度は15番目、とさほどの苦慮はなかったようである。ただし、アマチュアのみならず、プロの予選会でも絶対に目の離せない、要注意のホールである。